国立病院機構北海道医療センター(以下「当院」という。)は、「人と自然の健康と調和を大切にする医療を実践します」の理念のもと、三次救命救急センターの超急性期医療から慢性期、セーフティネット分野と幅広く医療を担い、地域医療支援病院や難病診療連携拠点病院等の様々な指定病院として地域医療に貢献してきました。
医療を取り巻く環境が変化しても、患者や地域住民が必要とする医療を安定的かつ継続的に提供していく上では、医療提供体制の充実強化が必要不可欠です。また、医療の質を向上させ維持するために、未来を担う医療人の育成は、幅広く医療を提供している当院の責務と考えます。これらの使命を果たすべく、当院は看護師特定行為研修を推進することとしました。
国立病院機構北海道医療センター 看護師特定行為研修(以下「本研修」という。)は、チーム医療の要である看護師が、医療機関や在宅において患者や利用者の状態・状況を自律的に判断し、特定行為の実施も含めた適切な医療を提供することにより、これからの時代に望まれる医療に向けて役割が果たせることを目指します。なかでも、特定行為の実施にあたっては、研修後も自己研鑽を重ね、より安全で質の高い看護の提供を探求する姿勢を養うことを重視します。また、本研修は地域医療構想の実現、地域包括ケアシステムの構築に貢献できる看護師の育成を、地域の医療機関とともに連携・協働して行っていくものとし、地域における医療人の育成に貢献していきます。
医師の包括的な指示のもと、診療の補助(特定行為)が安全かつ医療倫理に基づき実施できる基礎的能力を養う。
No | 科目名 | 時間数 |
1 | 臨床病態生理学 | 30時間 |
2 | 臨床推論 | 45時間 |
3 | フィジカルアセスメント | 45時間 |
4 | 臨床薬理学 | 45時間 |
5 | 疾病論・臨床病態論 | 40時間 |
6 | 医療安全学 | 45時間 |
7 | 特定行為実践 | |
小 計 | 250時間 |
*共通科目は、講義・演習(e-ラーニング)、実習で構成されます。時間数には評価時間を含みます。
区分No. | 特定行為区分 | 時間数 |
1 | 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 15時間 |
2 | 呼吸器(気道確保に係るもの)関連 | 9時間 |
3 | 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 | 29時間 |
4 | 呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 | 9時間 |
5 | 創傷管理関連 | 34時間 |
6 | 創部ドレーン管理関連 | 5時間 |
7 | 在宅・慢性期パッケージ | 61時間 |
*区分別科目は、講義・演習(e-ラーニング)、実習で構成されます。 区分別科目を履修するためには、共通科目の全科目に合格していることが必要です。
願書受付を終了しました。
募集人数 | 試験日 | 願書受付期間 |
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送付先
〒063-0005
北海道札幌市西区山の手5条7丁目1番1号
独立行政法人国立病院機構北海道医療センター
特定行為研修 受講審査係
問い合わせ先
独立行政法人国立病院機構北海道医療センター
看護部長室
電話(代表):011-611-8111
*祝祭日を除く月~金曜日の8:30~17:00までにご連絡ください。