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2022年10月  緩和ケア室

安心して治療を受けるためのコミュニケーション

●病院でのコミュニケーションのコツ
●納得して治療を続けるために

 病院を受診していると、初めて聞く言葉がたくさん出てきたり、医療のしくみが複雑でわかりにくかったりして、困ってしまうことがありませんか?ある調査では57%の患者さんが「医療従事者とのコミュニケーションがうまくいかないと感じたことがある」と答えています。 患者さんとご家族が安心して治療を受けていくうえで、病院スタッフとの信頼関係は不可欠なものです。ここでは、よりよいコミュニケーションを図るためのコツをお伝えします。

アンケート

病院でのコミュニケーションのコツ

わからないことは
遠慮せず聞いてみよう

 病院ではたくさんの聞き慣れない専門用語が使われています。自分のことを説明されているのに内容がわからないと感じることもあるかもしれません。 そんなときは少しだけ勇気を出して「それはどういうことですか?」と聞いてみてください。質問していただくことで医療者側もあなたが感じている疑問を理解できるようになります。
お医者さんへ質問

質問事項をメモにまとめてみよう

 当医などへの質問があるときには、あらかじめ箇条書きのメモをまとめておくと便利です。特に医師は一人で複数の患者さんを診察しているため、ゆっくり話し合う時間がとれないかもしれません。メモを用意することで、効率的に質問でき、聞き忘れを少なくすることができます。 質問項目は優先順位をつけて2~3個に絞るのがおすすめです。
質問事項をまとめる

大事なことは記録しよう

 その場ではわかったつもりでも、あとで思い出そうとすると記憶があいまい というのはよくあることです 。 大切なことはメモなどの記録に残しましょう 。診察のときは家族や親しい友人に付き添ってもらうと、一人で聞くより安心でき、内容を後で確認したり、代わりにメモを取ってもらうこともできます 。
記録する、メモを取る

4

対話を重ねて信頼関係を

 病気になると、診断や治療、その後の療養など、医療者と長くかかわっていくことになります。あなたの自覚症状や疑問点を率直に伝えることは納得できる治療にもつながりますので、ぜひお話しください。ふだんの人間関係と同じように、担当医や担当看護師とも何度か顔を合わせ、言葉を交わすうちに、自然と信頼関係が築かれていくはずです。

納得して治療を続けるために

 当医や看護師は診断や治療の観点からあなたの病状を理解しようと努力しています。一方で、痛みなどの自覚症状や困りごとはあなた自身にしかわかりません。納得しながら治療を進めていけるようあなたの状態や気持ちについてお伝えください。 それでも「うまく質問できない」「気持ちをわかってもらえない」と感じることがあるかもしれません。そんなときは看護師やがん相談支援センター緩和ケア室にご相談ください。 あなたが感じている心配ごとや困りごと、疑問点を整理して一緒に考えます。
相談

私たちは緩和ケアチームです


緩和ケアはがんと診断されたときから必要に応じて行われます。治療中の不調や気分の落ち込みなどの問題が患者さんの日常生活を妨げることがあります。患者さんが生活の質を維持して、自分らしい生活送ることができるよう、さまざまな職種が協力してサポートしていきます。


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札幌市西区山の手5条7丁目1番1号

受付時間(月〜金曜日)
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