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2022年12月  緩和ケア室

つらい吐き気と嘔吐・・・自宅でできる対策は?

 吐き気や嘔吐があると食事がとれなくなったり、不快感が続くことで生活を楽しむ余裕もなくなってしまいがちです。がん患者さんの場合、40~70%の方に吐き気と嘔吐の症状が見られます。
吐き気や嘔吐にはさまざまな原因があり、病院ではそれに合わせて吐き気止め(制吐剤)などが処方されますが、ここではお薬以外の方法で吐き気・嘔吐を軽減させると言われている生活の工夫を紹介します。

室内の環境

  • 換気をしてにおいがこもらないようにする
  • 芳香剤や食べ物などにおいの強いものは身の回りに置かない
  • 部屋を適温に、食事のときは少し涼しめに
  • 食事するときは調理のにおいがしない場所で
換気

服装と姿勢

  • ゆったりとお腹をしめつけない服を選ぶ
  • ベッドの背を起こしたり、クッションを使ったりして体を起こし、楽だと感じる姿勢にする
  • 食後1時間は座るか頭を高くして横になる
お医者さんへ質問

口腔ケア

  • はみがきで吐き気をもよおすときは、冷水を少しずつ口に含んでうがいする
  • 食事の前後に口をゆすぐのも効果的レモン水でのうがいもおすすめです
お医者さんへ質問

食事と水分

胃の中に食べ物がとどまっていると吐き気が起こりやすくなります

  • 1日3回にこだわらず、少量ずつ5~6回にわけて食べる
  • 消化のよいものを選ぶ
  • 食べ物の温度は室温ぐらいにさます
おすすめ食材
  • 水分を少しずつゆっくりとって脱水を予防しましょう
    水よりもスポーツドリンクや炭酸飲料の方が飲みやすいという方もいます
  • 便秘によって不快感が強まることがあるため、便秘予防も大切です
水分

もし吐いてしまったら

私たちは緩和ケアチームです


緩和ケアはがんと診断されたときから必要に応じて行われます。治療中の不調や気分の落ち込みなどの問題が患者さんの日常生活を妨げることがあります。患者さんが生活の質を維持して、自分らしい生活送ることができるよう、さまざまな職種が協力してサポートしていきます。


〒063-0005
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