2023年4月 緩和ケア室
がんの治療中には、休息しても取れない体のだるさや重さ、集中力の低下を感じやすく、何をするのにもおっくうな感覚が続くことが多くあります。これらの倦怠感の症状は見過ごされがちですが、生活への影響がとても大きいものです。倦怠感には対処法があり、いくつかの工夫を組み合わせることで症状を軽減できると言われています。ここではつらい倦怠感とうまく付き合っていくための方法をお伝えします。
これらのうち、痛みや貧血、不安や不眠などについては、症状を緩和させる治療を行うことで倦怠感が軽くなることがあります。
がんの倦怠感は長期間続くことが多く、生活への影響が大きいと言われています。つらさが続くときには医師や看護師にご相談ください。その際、どんな場面でどんなつらさを感じるのかをお話ください。
緩和ケアはがんと診断されたときから必要に応じて行われます。治療中の不調や気分の落ち込みなどの問題が患者さんの日常生活を妨げることがあります。患者さんが生活の質を維持して、自分らしい生活送ることができるよう、さまざまな職種が協力してサポートしていきます。