2024年4月 緩和ケア室
がんの治療に伴って味覚障害が生じることがあります。食べ物の味を感じにくくなったり、今までとは味の感じ方が変わったりして、食欲が落ちてしまう方もいます。今回は味覚の変化を感じたときに、自宅でできる対応策を紹介します。
味覚の変化で食欲が落ちたときは「無理せずに食べられるものを食べる」というのが大切です。ふだんの食事は食べられなくても、スーパーのお惣菜やカップ麺、調理パンのような味がはっきりしたものなら食べられるという方もいます。どんなものなら食べられるか試してみてはどうでしょうか。
どうしても食べられない、水分もとれないというときには早めに医師や看護師に相談しましょう。
緩和ケアはがんと診断されたときから必要に応じて行われます。治療中の不調や気分の落ち込みなどの問題が患者さんの日常生活を妨げることがあります。患者さんが生活の質を維持して、自分らしい生活送ることができるよう、さまざまな職種が協力してサポートしていきます。