2025年8月 緩和ケア室
「トイレに行ってもすっきりしない」「お腹が重くて不快感がある」など、便秘のつらさは体調や気持ちにじわじわと影響します。特にがんの治療中は、入院や通院が続いて生活リズムが崩れたり、治療薬の影響で腸の動きが鈍ったりして、便秘が起こりやすくなると言われています。病院では便秘対策として下剤などの薬剤を調整しますが、ご本人や家族が工夫することで症状をやわらげることができます。
*湯たんぽや温タオルを使用するときには、低温やけどに注意しましょう
次のような状況のときは担当医や看護師に相談しましょう。
特に、お腹が張っていて腹痛や吐き気があるのに、1日以上便もおならも出ない場合には、 主治医や看護師に早めに相談することをおすすめします。
緩和ケアはがんと診断されたときから必要に応じて行われます。治療中の不調や気分の落ち込みなどの問題が患者さんの日常生活を妨げることがあります。患者さんが生活の質を維持して、自分らしい生活送ることができるよう、さまざまな職種が協力してサポートしていきます。