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2026年4月  緩和ケア室

咳と痰がつらいときのセルフケア咳と痰がつらいときのセルフケア

咳(せき)や痰(たん)のからみがあると、呼吸がしづらいだけでなく、夜間に眠れなかったり、疲れがたまったりと、生活の質に大きく影響します。今回は、ご自宅でもできる咳と痰のセルフケアについてご紹介します。

まず知っておきたい「咳」と「痰」
  • 咳は、気道を守るための反射
  • 痰は、気道にたまった分泌物や炎症の産物

しかし、体力が落ちてくると、咳き込む力が弱まったり、痰をうまく出せなくなることがあります。そんなときは咳や痰を出しやすくしたり、苦しさをやわらげる工夫が役に立ちます。

咳をやわらげるセルフケア
❶のどを潤す
  • 水やお茶、経口補水液など、少量をこまめに飲む
    温かい飲み物(白湯やハーブティ)もおすすめ
  • 加湿器で部屋を加湿する(40〜60%が目安)
  • マスクで口の乾燥を防ぐ
❷ 空気の刺激を減らす
  • 部屋の急激な温度変化を避ける
  • たばこ・線香・掃除機のホコリなど刺激になるものを減らす
  • 空気清浄機の使用も効果的
❸ 楽な体勢をとる

呼吸しやすい姿勢をとることで、身体の負担を減らします。安静にして睡眠を確保することによって疲労を回復させ、免疫低下を防ぎます。

  • ベッドを起こしたり、クッションや枕を工夫して上半身を起こす
  • 枕やクッションを抱えて胸を広げることで、呼吸がラクに
枕やクッションを抱えて胸を広げることで、呼吸がラクに
痰を出しやすくするセルフケア
❶湿度と水分を追加

痰は湿度と水分で軟らかくなり、出しやすくなります。

  • 室内の加湿、こまめな水分補給
  • 温かい飲み物(白湯・スープ)も効果的
❷ 体を軽く動かす
  • 少し体を動かしたり、姿勢を変えるだけでも痰が動きやすくなる
  • 寝たきりの方は、看護師や家族の方と一緒に体位変換を
❸ 呼吸法を試してみる

強く咳き込むと疲れるため、気道に負担をかけずに痰を出す方法を試してみましょう。

ハフィング(優しい咳)
  1. ゆっくり深く息を吸う
  2. 息を口から「ハッハッ」と強めに押し出す
  3. 痰が上がってきたら軽く咳をして外に出す
ハフィングによる痰の出し方のイラスト
こんなときは早めの相談を
  • 咳で夜眠れない
  • 呼吸が苦しくて会話がつらい
  • 痰がからんで息が吸いにくい
  • 痰が増えたり、ドロッとして黄色・緑になる
  • 痰に血が混じる
  • 発熱や呼吸困難感、胸の痛みが続いている

症状の変化は、病気や感染症のサインかもしれません。セルフケアで楽になる部分と、医療の力で改善できる部分があります。気になる症状があれば、医師や看護師にご相談ください。

季節のイラスト

私たちは緩和ケアチームです


緩和ケアはがんと診断されたときから必要に応じて行われます。治療中の不調や気分の落ち込みなどの問題が患者さんの日常生活を妨げることがあります。患者さんが生活の質を維持して、自分らしい生活送ることができるよう、さまざまな職種が協力してサポートしていきます。

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