2026年6月 緩和ケア室


「緩和ケア」と聞いて、どのようなイメージを持たれるでしょうか。 「がんの終末期の医療」「治療ができなくなったときに行うもの」――そんなふうに思われている方も多いかもしれません。しかし実際には、緩和ケアはもっと早い段階から受けることができ、より多くの方の支えとなるものです。

緩和ケアとは、病気によるさまざまなつらさをやわらげ、その人らしい生活を支えるための医療です。たとえばこんな症状はありませんか?
こうした「体のつらさ」や「気持ちのつらさ」も、緩和ケアでサポートできます。大切なのは、「がまんしなくていい」ということです。
知ってほしい❶
診断を受けたときから 利用できます
緩和ケアは、「治療が終わってから」のものではありません。

こうした日常の中で、同時に受けることができます。むしろ、早めに相談することで、生活のしやすさが大きく変わります。当院では病気と診断されたときから緩和ケアを利用している方が多くいます。現在、緩和ケアチームが関わっている患者さんのうち2割は、診断時からサポートを開始しています。
知ってほしい❷
いろんな「つらさ・悩み」に対応しています
緩和ケアは、医師や看護師だけでなく、さまざまな職種が協力しあって、チームとなってサポートします。痛みや症状だけでなく、療養生活全般が守備範囲です。たとえばこんなことも相談できます。

知ってほしい➌
がん以外にも対象が広がりました
これまでがんを中心に提供されてきた緩和ケアですが、対象が他の疾患にも少しずつ広がっています。今後は心不全や腎不全、慢性呼吸器疾患などに対して、サポートできる体制が整っていく見込みです。これまで以上に、さまざまな患者さんの「つらさ」に寄り添える形になっていきます。
「今の症状がつらい」「気持ちが落ち込んでいる」「これからのことが不安」・・・そんなときはぜひ緩和ケアチームに相談してみてください。「少しつらいな・・・」と感じたときが相談のタイミングです。 ひとりで抱え込まず、「つらさをやわらげる方法がある」ということを、ぜひ知っておいてください。

緩和ケア室では、緩和ケア認定看護師と心理療法士が体のつらさ、心のつらさをお聞きし、緩和ケア担当医師やソーシャルワーカーなどと連携して、みなさんの生活をサポートします。



緩和ケアはがんと診断されたときから必要に応じて行われます。治療中の不調や気分の落ち込みなどの問題が患者さんの日常生活を妨げることがあります。患者さんが生活の質を維持して、自分らしい生活送ることができるよう、さまざまな職種が協力してサポートしていきます。