急激な高齢化社会となった日本において、2025年には高齢者の5人に1人が認知症になると推測されています。
当院も様々な病を抱えた患者様が入院しており、その中には認知症の患者様も多数入院され、認知症症状によって生活の不自由さを抱えながら療養しています。
そこで当院の医師・認知症看護認定看護師、医療ソーシャルワーカーが中心となり、各病棟の認知症ケアチームリンクナースと共に「認知症ケアチーム」として、認知症患者様が安心して療養できるようサポートしています。
また、「認知症ケアチーム」は定期的にリンクナース会を開催し事例検討などを通しケアの検討を行い、各病棟のラウンドにおいて個々の患者様に合わせた個別性のあるケアを提供できるようカンファレンスも行っています。
私は認知症看護認定看護師として、認知症症状によって生活の不自由さを抱えた患者様が「自分らしく」生活することができるよう、日々ケアさせて頂いています。
入院中のみならず退院後の生活を見据え、どのようなことでもご相談ください。
2021年11月
認知症看護認定看護師 佐々木亜希
認定看護師とは、日本看護協会が定める認定審査に合格し、特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することが認められた者で、看護現場における看護ケアの広がりと質の向上を図ります。当院では9分野15名の認定看護師が専門性を活かして院内外で活躍。いつでも的確なアドバイス・ 指導をします。