昨年、10年ぶりにALSの診療ガイドラインが改訂となりました。新たなガイドラインではNIVについて、効果のエビデンスは不十分とするものの、「観察研究からはNIVは呼吸障害に由来する諸症状の改善のみではなく, ①非気管切開生存期間の延長, ②生活の質の改善・維持, ③睡眠障害(睡眠の質)の改善, ④呼吸機能低下の抑制が示唆されている」とその有益性について記載しています。

　NIVについては近年使用がスタンダードになりつつあり、呼吸管理の一環として導入するケースが増えています。今後、在宅において益々その支援に携わる機会が増えていくと予測されます。しかしNIVには合併症や限界があることも事実です。そこで、今回は在宅におけるNIV管理、医療用麻薬使用の先駆者である荻野美恵子先生を講師としてお迎えしました。この機会にNIVを使用する患者支援の実際や、医療用麻薬の導入・管理について学んでいきましょう。

※本講演会は、お申し込みを頂いた方へ、後日YouTube限定公開をいたします。当日視聴がかなわない方も是非お申し込みいただけますと幸甚です。

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2024年6月
難病診療センター