炎症性腸疾患は、原因不明の炎症性が消化管に生じる疾患で、主に潰瘍性大腸炎とクローン病を指します。両者とも個性労働省の指定難病で、患者数は年々増加し、潰瘍性大腸炎は17万人を越え、クローン病も4万人を越えました。発症年齢が比較的若く、腹痛、下痢、血便などの症状でQuality of Lifeが低下します。
診断を行うには、便検査、内視鏡検査、病理検査など行い、総合的に診断を行います。治療法は様々なものが開発されており、内服薬、坐剤、点滴、血液浄化療法などがあります。残念ながら治癒させるものは未だなく、治療抵抗性の際などに手術を要することもあります。
当院は、北海道の難病医療拠点病院であり、炎症性腸疾患を含めた各難病に対応してくれるスタッフがおり、上記検査・治療が行えます。また、発症後、ライフステージにより様々な医療が必要となることがありますが、多数の科がある総合病院でもあるため、患者さん一人一人のニーズに対応が可能と思います。もし困ったことがあればご相談ください。
水曜日午前(要予約)