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肺がんは悪いんです

がんの中で一番死亡患者の多いがんです
2017年がん死亡数 ①肺がん7.4万人②大腸がん5万人③胃がん4.5万人

肺がんは予防できるんです

予防法は 禁煙

喫煙者は非喫煙者に比べ肺がん発生が4.5倍になります。50歳までに禁煙すると60~70%の肺がんを防止できます

 

肺がんは早期発見できるんです

*毎年必ず健康診断を受けましょう(レントゲン検査で肺がん死亡リスクを28%減らします)

*重喫煙者(1日の喫煙本数X喫煙年数が400を超える方)や親族に肺がん患者が多く、肺がんのリスクが高い人は 低線量肺がんCT検診を受けるのも一つの方法です。低線量肺がんCT検診は被曝量を減らしたCTでレントゲンでは発見しにくい小さな肺がんも発見してくれます。

低線量肺がんCT検査

肺がんは治療の進歩がめざましいんです

1)抗がん剤

肺がん治療薬は2000年頃までは2種類の抗がん剤(プラチナ製剤と第三世代抗がん剤) の併用療法が中心でした。進行がんは治療しても寿命は10ヶ月~1年程度でした。

2)分子標的治療薬 

がん遺伝子やがん関連蛋白を標的とした治療薬。2002年にがん遺伝子であるEGFR遺伝子に異常のある患者さんに効くイレッサなどの分子標的治療薬が出現し、治療による寿命は2年~3年に伸びました。現在いろいろな分子標的治療薬が開発されてきています。

3)免疫チェックポイント阻害薬 

がん細胞によって攻撃力を失わされた体内免疫細胞を元気にし、がん細胞への攻撃力を回復させる薬。1年前にノーベル賞を授賞された本庶先生らの研究成果でできた薬です。効果のある人には比較的長く効くことが多く、2014年末から肺がんに使われるようになりました。

2018年末からは、抗がん剤と分子標的治療薬と免疫チェックポイント阻害薬の併用療法が行われるようになり、ますます治療効果が向上しました。現在肺がん患者さんの寿命は3~5年と伸びてきています。 2020年4月から各患者さんのがん細胞からがん遺伝子情報をたくさん調べることが出来るようになってきました。がん遺伝子の診断や個々にあった治療法を行うゲノム医療の時代になりつつあります。

分子標的治療薬 肺がん 治療前と治療後比較

分子標的治療薬によって、脳転移のある肺がん患者さんが動けない状況から歩いて退院したり、 呼吸困難で動けない患者さんが、歩いて帰る事もあります。

当院は肺がん診療にも力を入れています

国立病院機構 北海道医療センター
がん診療センター


当院は2015年4月に北海道がん診療連携指定病院に認可され、2016年4月に、がん診療体制の強化・充実を図る目的で「がん診療センター」を設立しました。病院内のがん診療を行っているすべての診療科の医師、がん化学療法看護認定看護師、緩和ケア専従看護師、がん相談専従看護師を中心に各部門が密接に連携及び機能を補完し合いながら、質の高いがん医療の実践を目指しています。




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