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前立腺がん 泌尿器科

最終更新日:2026年2月10日

執筆・監修:北海道医療センター がん診療センター 泌尿器科 医長 前鼻健志

50歳を過ぎたら、一度は前立腺がん検診を受けましょう

前立腺がんは、現在男性のがんのうち最も多いがんで、今後も増加が予想されているがんのひとつです。一般的に、大部分の前立腺がんは進行が遅く予後の良いがんと言われていますが、がんが前立腺の周りや全身に拡がってしまう悪性度の高い進行がんもごく一部ですが存在します。従ってこのような悪性度の高い前立腺がんが全身に拡がってしまう前に見つけ出すことが重要であります。


前立腺がん検診について

前立腺がんを見つけ出すために現在広く行われているのが血液の中のPSA(前立腺特異抗原)の値を調べる方法です。前立腺がん検診ではこのPSAを採血します。当院の検診では採血結果が1時間程で判明しますので、その結果に応じて泌尿器科医が検診内でアドバイスを行います。

PSAの値が異常値であっても必ずしも前立腺がんである訳ではなく、PSAの値が高くなるにつれて前立腺がんである可能性は高くなり、4~10ng/mLで10-20%に、10~20ng/mLでは30-40%に前立腺がんが見つかると言われています。

血液の中のPSA(前立腺特異抗原)の値とがんの発見率

前立腺がん検診後について

検診でPSAの値が異常であった場合は、泌尿器科受診をお勧めしています。当院の泌尿器科を受診すると、直腸越しの前立腺触診や前立腺エコー、MRI等を行います。前立腺癌の疑いがある場合は、後日1泊入院して前立腺針生検による病理学的検査を行い確定診断します。前立腺針生検は麻酔をして行いますので痛みは全くありません。病理結果が判明し、残念ながらがんであった場合は、CT検査などの画像検査を行い、転移検索をします。最終的にがんの悪性度とPSAの値も参考に治療方法を検討することになります。

治療方法の詳細については、こちらの 「泌尿器科 前立腺がん」でもご確認いただけます。


前立腺がんは、早期には自覚症状がほとんどありません。がんが進行すると「尿がでにくい」「尿に血が混じる」などの症状があらわれます。検診などで症状のないうちに前立腺がんが見つかった場合は限局癌である場合が多く、5年生存率は99%近くを望めます。一方で症状が出てから見つかった進行癌の場合は5年生存率が約50%程度に落ちてしまいます。早期発見のために50歳を過ぎたら一度前立腺がん検診を受けることをお勧めします。

北海道医療センターのがん診療体制

当院は2015年4月に北海道がん診療連携指定病院に認可され、2016年4月に、がん診療体制の強化・充実を図る目的で「がん診療センター」を設立しました。病院内のがん診療を行っているすべての診療科の医師、がん化学療法看護認定看護師、緩和ケア専従看護師、がん相談専従看護師を中心に各部門が密接に連携及び機能を補完し合いながら、質の高いがん医療の実践を目指しています。

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