2021年度 北海道医療センター 市民向けがん講座
2021年度は不定期ではありますが、「市民向けがん講座」を、動画配信でお届けします。 がん予防や各種がんの治療などについて、わかりやすい内容で皆様にお伝えしていきたいと思っています。
今回は、がん患者さんに必要なリハビリについてのお話しです。
がんの治療は、 「手術」「放射線療法」「化学療法(抗がん剤治療)」 の3本柱と言われますが、最近では、「免疫療法」 も含めて4本柱と言われつつあります。
がんのリハビリテーションは、がん患者さんの生活機能と生活の質の改善を目的とする医療ケアであり、がんとその治療による制限を受けた中で、患者さんに最大限の身体的、社会的、心理的、職業的活動を実現していただくことを目的としております。
今回は手術療法にテーマを絞って、当院における手術前後のがんリハビリテーションについてご紹介をさせていただきます。
2022年2月
北海道医療センター
理学療法士 加藤 大悟
当院は2015年4月に北海道がん診療連携指定病院に認可され、2016年4月に、がん診療体制の強化・充実を図る目的で「がん診療センター」を設立しました。病院内のがん診療を行っているすべての診療科の医師、がん化学療法看護認定看護師、緩和ケア専従看護師、がん相談専従看護師を中心に各部門が密接に連携及び機能を補完し合いながら、質の高いがん医療の実践を目指しています。