私は、外科病棟に所属し、火曜日に創傷ケア、金曜日に排尿ケアの活動を行っております。創傷ケアでは、主に褥瘡や医療関連機器圧迫創傷、スキン-テアの管理や、予防的スキンケアに関する相談、情報提供を行っております。排尿ケアでは、医師、理学療法士と共にカンファレンスを開催し、25名/週程度の対象患者さんに対し、排尿自立に向けた介入を行っております。また、人工肛門造設後の患者さんの社会復帰に向け、ストーマ装具の選択や、セルフケア指導にも介入させて頂いております。

　当院は、超急性期～終末期まで様々な状況の患者さんが入院されており、QOLの担保や人としての尊厳の維持が特に大切であり、看護力が試される仕事であると感じています。そのため、看護の質向上に向けた関わりに加え、ケアにあたるご家族やスタッフの労力、経済的負担を考慮し、使用する医療材料やケア用品の選択、提案もさせて頂いております。

　2022年12月から、皮膚・排泄ケア認定看護師は2名体制となりました。2人で役割分担をしながらも積極的にコミュニケーションをとり、皮膚・排泄ケアの更なる充実に向け活動してまいります。

　「早く、綺麗に、安楽に」をモットーに他職種と連携し日々取り組んでいますので、お困りのことがございましたら、一度ご相談下さい。一人でも多くの患者さんが、一日でも早く「日常」を取り戻せるよう、精一杯お手伝いさせていただきます。

2023年6月
皮膚・排泄ケア認定看護師 服部絵里子