胆石症、急性虫垂炎、鼠径ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニアなどの良性疾患から、食道がん、胃がん、大腸がん、肝臓がん、胆管がん、すい臓がんなどの悪性疾患まで消化器疾患全般を対象疾患としています。また、腸閉塞、消化管穿孔、腹部外傷などの救急疾患に対する外科治療もおこなっています。この他、ストーマ外来や乳腺がん検診もおこなっています。キズを極限まで減らした単孔式手術も胆石症や虫垂炎に取り入れております。
当科の特徴は胃がん,大腸がんといった比較的頻度の高いがんや胆石症,虫垂炎,鼠径ヘルニアな どの良性疾患はほとんどの手術を腹腔鏡下に行っていることです。当科には経験豊富な内視鏡外科技術認定医2名が在籍しており高度の腹腔鏡下手術も安全に行っております。また、2024年からは腹腔鏡手術をより精密に行うことができる手術支援ロボットDa Vinci Xiが導入され胃がん、直腸がんはほぼすべての手術で使用しております。
氏名・職名 | 認定資格 | 主な専門分野 |
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かわむら ひでき
川村 秀樹 副院長 |
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上部消化管 |
こにし ゆうじ
小丹枝 裕二 医長 |
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下部消化管 ヘルニア |
かさい ひろのり
葛西 弘規 医長 |
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外科一般 |
しょうじ ひろたか
正司 裕隆 医師 |
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外科一般 |
こばやし ただゆき
小林 正幸 医師 |
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外科一般 |
*診療連携をしている呼吸器外科医長 本間直健につきましては、 呼吸器外科診療案内をご参照ください。
手術 | |
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2024年 手術件数 | 665例 |
胃がん | 38例 |
大腸がん | 100例 |
肝がん・膵がん・胆管がん | 17例 |
乳がん | 3例 |
胆石症 | 98例 |
鼠経ヘルニア 腹壁ヘルニア | 148例 |
急性虫垂炎 | 49例 |
2023年度臨床研究業績一覧(原著・講演・学会発表)
当科では消化器疾患の治療により一層の力をいれていく所存です。特に腹腔鏡下手術には力をいれており、現在では虫垂炎や胆石症はもちろん胃がん、大腸がんといった消化管がんもほとんどの手術を低侵襲な腹腔鏡下に行っています。当科には経験豊富な日本内視鏡外科学会技術認定医が複数在籍しおりますので、安心して患者様をご紹介頂きたくお願い致します。また、術後の経過観察について、地域医療機関の皆様と連携して治療にあたっていきたいと考えております。あわせてよろしくお願い致します。当院の救急医療は充実しており、緊急手術が必要な患者様の受け入れが24時間いつでも可能となっています。手術が必要な可能性のある患者様がいらっしゃいましたら、お気軽にご紹介を頂ければ幸いです。日中は交換から直接外科当番医へつないで頂いて構いません。夜間はダイレクトコールがないため管理当直経由となりますが必ず外科当番医が責任をもって診察にあたらせて頂きます。
当科はNCD外科手術・治療情報データサービス事業に参加しています
当科は一般社団法人National Clinical Database(NCD)が実施するデーターベース事業に参加しています。この事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することにより医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供するために利用されます。全国の医療施設診療科の情報を収集することで、手術を行っている施設診療科の特徴、医療水準の評価、適正な外科専門医の配置、手術を受けた方の予後、これから手術を受ける方の死亡・合併症の危険性などを明らかにすることができます。これらの登録情報は匿名化され、患者さまに不利益が生じることはありません。
尚、データ登録の参加については患者さまの自由な意思によりますので、参加されたくない場合は拒否して頂くことができます。
詳細についてはNCD患者さま向け説明資料【PDF:308KB】をご覧ください。
NCDホームページ
(http://www.ncd.or.jp/)