視神経脊髄炎は視神経と脊髄に炎症を繰り返す疾患で、かつては多発性硬化症という疾患の一部と考えられていました。実際に現在でも難病指定は多発性硬化症と同一の括りとなっています。しかし、2004年に一部の患者さんの血中に抗アクアポリン4抗体というタンパク質が検出されることが発見され、現在ではその病態、治療法は多発性硬化症とは全く異なることが分かっています。本動画では視神経脊髄炎の特徴を基に、本疾患の治療に関する基本的な考え方を解説します。加えて、本疾患治療の基本であるステロイド剤の副作用管理、新型コロナウイルス感染症に関する情報も解説します。
国立病院機構 北海道医療センター
神経免疫疾患センター
当センターではそれぞれの疾患の診療に精通した神経内科専門医が中心となって診療に従事します。 加えて眼科、呼吸器外科、泌尿器科、精神科、リハビリテーション科など他の診療科の医師も加わり、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚療法士、医療ソーシャルワーカー、 治験コーディネーターなど多くの職種が協力して患者様の療養をサポートいたします。