2021年4月8日に、オープンしました。
パーキンソン病のトピックスやこぼれ話などをお届けします。
パーキンソン病の患者さんとその介護者の方を対象にしています。
担当するのは、主に、北海道医療センター/難病診療センター・チーフコーディネーターの菊地誠志(きくち せいじ)です。わたしは、脳神経内科の専門医・指導医として、40年ほど、神経難病の診療に携わってきました。この間のパーキンソン病の病因・病態の解明には目を見張るものがあります。パーキンソン病に対する治療薬および医療機器の開発については、レボドパと抗コリン薬しかなかった頃を知るものとしては驚くばかりです。しかし、未だ完治をもたらす治療法は存在しません。
一方、パーキンソン病では、運動症状だけでなく、非運動症状(多彩で大きな個人差)にも注目が集まるようになり、患者さんの生活の質(QOL)の改善には、ひとりひとりに合った治療法の選択が求められるようになりました。
最近は、専門家による書籍やインターネットなどから、情報はすでに十分に届くようになっていると思われます。そこで、サロン・ド・PDでは、わたしが個人的にこれは面白いと思い、普段、患者さんに外来でお話ししているような話題について、わたしなりの解釈を交えてお送りすることにしました。月に1~2回のペースが目標です。よろしくお付き合い下さい。
2021年4月8日
北海道医療センター
難病診療センター 菊地誠志