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小児代謝疾患を学ぶ会

第14回(2026年5月)糖原病(肝型)を識る

糖原病は、低血糖、肝腫大、成長障害、乳酸アシドーシス、高脂血症などを契機に診断される先天代謝異常症の一つです。乳幼児健診、救急外来、入院診療の中で「見逃してはいけない低血糖・肝腫大」の鑑別として重要です。

今回の勉強会では、肝型糖原病をコンパクトに学ぶことを目的に、まず糖原病の総論を整理し、次に代表的な糖原病Ⅰa型について、症例を通して診断の進め方から食事療法・内科管理までを学びます。最後に、比較的まれな糖原病Ⅸc型を取り上げ、典型例だけでは捉えきれない肝型糖原病の多様性について考えます。

小児科研修中の先生方にとって、道内で実際に診断された症例を実践的に学べる内容です。先天代謝異常症を専門にしていない先生にも分かりやすい構成ですので、ぜひお気軽にご参加ください。

北海道医療センター 小児遺伝代謝センター

※動画はこのページ内で再生できます。YouTubeアプリや大画面で見たい場合は、再生後に右下のロゴをクリックしてください。

【症例1】「肝型糖原病の診かた~低血糖を繰り返す子どもを見逃さない」
長尾 雅悦 先生(北海道医療センター 小児遺伝代謝センター)
【症例2】「生後2ヶ月より脂肪肝を指摘された糖原病Ⅰa型の女児」
阿部 二郎 先生(北海道医療センター・北海道大学病院小児科)
【症例3】「Sick dayに低血糖をきたして入院を繰り返す糖原病Ⅸc型の男児」
古岡 大知 先生(北海道医療センター 臨床研修部)

先天代謝異常症は、小児医療の中で欠かせない分野のひとつです。現在では 、新生児マススクリーニングの導入によって、世界中の多くの子どもたちが重い病気の発症を防ぐことができるようになっています。また、代謝クライシスを起こしてしまった場合でも、早く診断し、適切な治療を始めることで命を救えるケースが増えてきました。

近年ではタンデムマススクリーニングの導入、網羅的遺伝子検査の発展、新しい治療法(酵素補充療法に限らずさまざまな選択肢)など、この分野の科学的知見はますます広がりをみせています。それに伴い、一般小児科医が日常診療で知っておくべきことも増えてきています。

こうした背景のもと、先天代謝異常症の分野は今後さらに専門性が高くなると予想されますが、それがかえって敷居を高くしてしまい、興味を持つ若手医師が減ってしまうことも危惧されます。

そこで道内3大学の小児科長が議論を行い、先天代謝異常症についてエキスパートから学ぶ定期勉強会を企画しました。多くの小児科医の先生方にご参加いただき、日常診療に役立つ“代謝リテラシー”を身につけていただければと考えています。専門的な分野に感じられるかもしれませんが、基本的な知識から丁寧に学べる機会です。ぜひご視聴ください。


【問い合わせ】北海道医療センター 小児科(阿部 二郎、長尾 雅悦) TEL:011-611-8111(代表)
メール:阿部 二郎長尾 雅悦

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小児遺伝代謝センター


北海道では唯一の先天代謝異常症などの遺伝性疾患の診療および遺伝カウンセリングを行う専門施設です。北海道、札幌市における新生児マススクリーニングでの検査コンサルティングを引き受けており、スクリーニング陽性者に対しての、精査・診療を行っています。こどもの病気は、原因がよくわからない身体発育や精神発達の遅れを示すことがよくあります。その中に、先天性代謝異常症、神経変性疾患などの様々な遺伝的な病気が含まれております。国内の専門機関と協力して、代謝産物の分析、染色体検査、遺伝子診断などを行っています。

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