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宇土 仁木 | 精神保健指定医/日本精神神経学会精神科指導医・専門医、 日本認知症学会指導医・専門医 |
● 精神科の紹介
当科は有床(閉鎖)の総合病院精神科であり、身体疾患治療に特化した医療を行っております。精神疾患を抱える患者に何らかの身体的問題が生じ、急性期の入院治療が必要となった場合、当科と身体各専門科との連携のもと、円滑な治療が行われるよう対応しております。入院のほとんどが身体合併症患者であるため、精神科研修の場としては、やや偏った患者層ではありますが、精神科で代表的な統合失調症、気分障害・認知症を診ることは可能です。自殺企図外傷後の身体的治療やリハビリ目的での入院加療も多く、自殺再企図防止に向けてのメンタルヘルスの基本姿勢について学ぶ良い機会となります。また、身体各科から精神科的問題で診察依頼があることも少なくなく、術後せん妄などの患者の診察を指導医とともに経験することもできます。
● 研修目標
厚生労働省から提示されている臨床研修における経験目標(精神科関連)は以下の通りです。
とくに頻度が高く、入院患者を受け持ち、レポート作成が求められる統合失調症、気分障害、認知症については、病棟で担当できるよう考慮します。 研修期間は1ヶ月と短いため、専門的なことまで知る必要はありません。上記のような経験目標が掲げられてはいますが、精神症状を持つ患者を診る手順を知り、どの科においても必要となる不眠やせん妄などの評価治療の仕方を学んでもらえれば十分です。その他、個々の希望に応じ、適宜研修内容を調整したいと思います。
● 研修の実際
毎日8時30分から病棟カンファレンスに参加し、その後、医師全員と看護師で精神科病棟の全患者を回診します。入院患者については指導医とともに受け持ち、他科からの診察依頼があった場合には指導医とともに診察することになります。その他、リエゾンチーム回診、カンファレンスに参加してください。
▶ 週間スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 病棟回診 | 病棟回診 | 病棟回診 | 病棟回診 | 病棟回診 |
リエゾン(初診) | リエゾン(初診) | リエゾン(初診) | リエゾン(初診) | リエゾン(初診) | |
午後 | 病棟カンファ (Ns, PSW) |
リエゾン(再診) | 病棟カンファ (Ns, PSW) |
リエゾン(再診) | リエゾン(再診) |
午後 | リエゾン(再診) | リエゾンチーム回診 | リエゾン(再診)緩和ケアチーム回診・カンファ | リエゾンカンファ 自殺予防対策 チームカンファ |
病棟診療 |
午後 | 北大合同web講 演/症例検討 |
長尾 雅悦 |
日本小児科学会専門医・認定指導医・指導責任医、 日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医・GMRCシニア、小児栄養消化器肝臓認定医、 医師臨床研修制度プログラム責任者 、認定病院総合診療医 |
荒木 義則 |
日本小児科学会専門医・認定指導医、日本腎臓学会専門医・指導医、 日本透析医学会専門医・指導医 |
田中 藤樹 |
日本小児科学会専門医・認定指導医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医・指導医 |
河口 亜津彩 |
日本小児科学会専門医・認定指導医、日本腎臓学会専門医・指導医 |
● 小児科概要
● 特色
腎生検 (荒木、河口) |
小学校高学年以上の患者に対しては局所麻酔(入院期間3日)で、それ以下の年齢では全身麻酔(入院期間5日)で行っています。1?2週間程度で病理検査結果がでます。 |
腎エコー (荒木、河口) |
腎臓外来担当医師の指示により予約制で実施しています。非侵襲性の検査であり、比較的軽症と考えられる症例であっても異常がみられる場合があり、積極的に行います。 |
排尿時膀胱造影(荒木、河口) | 腎臓外来担当医師の指示により予約制で実施しています。乳幼児の尿路感染症では必須の検査です。 |
脳波、MRI (長尾、若井、田中) |
随時予約制で実施しています。てんかん・神経疾患の新患の場合、専門外来受診前に行い、スムーズに診療が進むようにしております。 |
遺伝・代謝・遺伝カウンセリング外来 (長尾、田中) |
遺伝性疾患全般にわたる診断と遺伝カウンセリングを行っております。道内では数少ない先天代謝異常症専門外来を開設し、新生児マススクリーニングで発見された疾患や発達障害を引き起こす疾患の精査治療を行っています。血液や尿中の代謝産物の分析、遺伝子解析による診断を行います。 |
糖尿病・肥満治療 (長尾、田中) |
インスリン治療を必要とするⅠ型糖尿病のみならず、増加している小児肥満の診断治療のため看護師、理学療法士、栄養士、臨床心理士とチームを組み、短期教育入院を実施しています。また糖尿病や重度の肥満症に対し養護学校へ通学しながらの長期治療も行っています。 |
● 一般目標
小児に対し違和感なく接し、同時に母親を中心とした家族から必要な情報を収集できるようになることが大きな目標です。小児科は感染症を中心にgeneralに診療をするのはもちろんのこと、先天代謝異常や腎疾患に専門的な診療もしています。一般小児科の診療技能をまず習得し、入院患者の受け持ちと外来診療によって基本的な小児疾患を経験します。
● 行動目標
1. 小児医療チームの一員としての基本姿勢を確立する。
2. 小児科の特殊性を理解し体験する。
▶ 月間スケジュール
1ヶ月目
第1週にオリエンテーションを行う。
※ 日常的な小児疾患の診療をできるように、外来と入院患者の両方で指導医のもとで診察手技と処置(点滴、採血、腰椎穿刺、骨髄穿刺、気管内挿管など)を学びます。主要な疾患への診断へのアプローチと治療指針を指導医とディスカッションしながら身につけます。腎疾患では生検、エコー、膀胱造影などを経験します。また脳波、MRIを神経学的な診察と同時に読影します。小児科特有の患者および家族とのコミュニケーションの手段を実践します。簡単な症例報告をできるようPowerPointなどを用いたプレゼンテーションを行います。
2ヶ月目(複数月研修する場合)
※ レポート提出
● 習慣スケジュール
油屋 潤 (研修指導責任者) |
● 放射線科の紹介
当院の放射線科は画像診断(CT、MRI、核医学)と血管系IVRを業務としています。 画像診断に関しては一部の特殊領域を除く院内の画像検査に対して読影報告書を作成、血管系IVRは肝細胞癌など腹部臓器のカテーテル治療、外傷や腸管虚血など緊急症例に対するカテーテル治療が主な内容です。現時点では業務の重点は画像診断にあり、残念ながらIVRは週1件程度です。放射線科の業務は患者に接することが少ないのも特徴で、他科医師とのコミュニケーションが大切になる仕事でもあります。(*)当院では放射線治療の研修はできません。
● 研修内容
(※)主な研修目標である画像診断の修得は一朝一夕では達成困難であり、1ヶ月研修の場合はやや低めの目標、2ヶ月研修の場合は少し高い目標を設定しています。
● 研修目標
▶ 1ヶ月目
▶ 2ヶ月目
▶ 週間スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
午前 | 画像診断 | 画像診断 | 画像診断 | 画像診断 | 画像診断 |
午後 | 画像診断 | 画像診断 17:00~ 外科消化器内科 合同カンファレンス |
画像診断 | 13:30~ IVR 画像診断 |
画像診断 |
太田 みさき | 日本麻酔科学会専門医・麻酔科標榜医、小児麻酔科学会認定医 |
三國 生臣 | 日本麻酔科学会専門医・麻酔科標榜医 |
● 一般目標
医療人として、患者急変時に対応できる技術・知識を身につける。そのために手術麻酔を通して呼吸・循環管理の基礎を習得し、一般の急変時にも冷静に行動できる応用力・精神力を養う。
● 行動目標
術前評価が適切に行える
● 基本スケジュール
▶ 1日のスケジュール
8:50 | 症例カンファレンス |
9:00 | 麻酔導入、麻酔管理 |
13:00 | 麻酔導入、麻酔管理 |
16:00 | 術前・術後回診 |
七戸康夫 |
救急医学会指導医・集中治療医学会専門医・麻酔科学会専門医・ICD・JATECインストラクター・統括DMAT登録 |
硲 光司 |
救急医学会専門医・麻酔科学会指導医・AMLSファカルティ・ACLS-EPインストラクター・JATECインストラクター・統括DMAT登録 |
塩谷 信喜 | 救急医学会指導医・集中治療医学会専門医・外科学会専門医・DMAT登録 |
塚本 祐己 | 内科学会専門医・JMECCインストラクター・消化器病専門医・消化器内視鏡専門医・北海道DMAT隊員 |
井上 望 | 救急医学会指導医・集中治療医学会専門医 |
佐藤 智洋 |
救急医学会指導医・集中治療医学会専門医 |
川島 如仙 |
救急医学会指導医・集中治療医学会専門医 |
● 一般目標
● 行動目標
1. ERにおける救急搬入患者の初期診療を行う。
2. 救命センター病床における救急患者の担当医として治療に参加する。
● 研修実績・研修目標項目
● 研修評価
▶ 週間スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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朝 | 8:30 Conf | 8:30 Conf | 8:30 Conf | 8:30 Conf | 8:30 Conf |
午前 | ER初期対応 MSW Conf 病棟診療 |
ER初期対応 病棟診療 |
ER初期対応 MSW Conf 病棟診療 |
ER初期対応 病棟診療 |
ER初期対応 MSW Conf 病棟診療 |
午後 | ER初期対応 病棟診療 |
ER初期対応 病棟診療 病棟Conf |
ER初期対応 病棟診療 病棟Conf |
ER初期対応 病棟診療 |
ER初期対応 病棟診療 |
夕方 | 抄読会 |
● 月間スケジュール
▶ 1ヶ月目
▶ 2ヶ月目
▶ 3ヶ月目
木村 太一 |
日本病理学会病理専門医・指導医、日本臨床細胞学会細胞診専門医 |
● 一般目標
手術材料、生検検体、病理解剖を通して病理診断業務の基本的な事項を理解し、病理学的検索手法、診断技術の習得を目的とする。
● 行動目標
▶ スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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9:00~ あいさつ |
9:00~10:30 「講義」 |
9:00~10:00 「講義」 |
9:00~10:30 「演習」 |
9:00~12:00 「講義」 |
9:05~ 指導医等紹介 |
○食中毒について その法的な背景 | ○感染症法制度について | ○感染症法について 疫学調査の実際(机上演習) |
○公衆浴場の衛生対策 レジオネラ対策 |
9:10~ オリエンテーション |
○ビルの衛生管理 | |||
9:30~11:00 「講義」 |
10:40~12:00 「演習」 |
10:10~12:00 「講義」 |
10:40~12:00 「講義」 |
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○札幌市の地域保健行政 | ○食中毒事例対応 | ○感染症法について 結核の症例検討 |
○感染症法について 分類と届出の実際 |
○住居の衛生管理 Sick Houseと衛生害虫 |
11:10~12:00 「講義」 |
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○人口動態統計について | ||||
13:00~14:00 「講義」 |
13:00~15:30 「実習」 |
13:00~15:00 「実習」 |
13:00~17:15 「実習」 |
13:00~17:15 「まとめ・講評」 自己評価票作成 |
○医療法、医師法について | ○病院立入検査 | ○結核診査協議会 届出の実際 公費負担申請 |
○結核診査協議会 診査結果への対応 |
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14:10~16:10 「講義」 |
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○医療安全対策について ○院内感染対策について |
○定期外検診検討会 接触者検診の計画・立案 |
研修を振り返り、各分野の感想等についてグループインタビュー及びアンケート調査を実施 | ||
16:15~17:15 「講義」 |
終了後~17:15 | 15:15~17:15 「講義・演習」 |
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○感染症法について (机上演習のためのオリエンテーション) | ○病院立入検査結果について | ○エイズ対策について |