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「脳卒中の危険因子(リスクファクター)」って 何ですか??

 高血圧・糖尿病・脂質異常症・不整脈・歯周病などの持病を お持ちの方は 脳卒中(脳の血管が破れたり詰まったりすることで起こる病気)になりやすいと言われています。また 喫煙・大量の飲酒 などの生活習慣がある方も 脳卒中のリスクが高いと言われています。

 前述の持病や生活習慣をまとめて 「危険因子」と考えられており、脳梗塞の発症を予防するためには 適切な治療を開始したり、生活習慣を改善する努力が必要です。

 血圧に関しては 自宅で測る家庭血圧の目標値が、収縮期血圧(上の血圧)135mmHg 未満 かつ 拡張期血圧(下の血圧)85mmHg 未満 であることが脳卒中の予防につながると言われています。

 糖尿病や脂質異常症に関しては 血圧と異なり自宅で測定することが困難で、専門医の指導のもとで適切な治療を開始・継続することが推奨されています。

 医学的には 喫煙は「百害あって一利なし」ですので、喫煙者は禁煙を目指すことが大切です。また飲酒に関しては 日本酒なら 1合 / 焼酎なら 約100mL / ビールなら 500mL / ワインならグラス2杯 約200mL / ウイスキーなら 60mLが適切な飲酒量です。毎日は飲まずに、週に2回程度 休肝日を設けることが大切です。

塩分の少なめで、野菜や魚を摂取するような食生活を心がけましょう!

国立病院機構 北海道医療センター
脳神経外科 医長 下田祐介
(代)011−611−8111


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