国立病院機構北海道医療センターは、平成22年3月に国立病院機構西札幌病院と国立病院機構札幌南病院が統合して開院しました。
西札幌病院は、成育医療(小児科・婦人科)、免疫異常、循環器疾患及び腎疾患等の専門医療を、札幌南病院は、神経筋疾患及び結核を含む呼吸器疾患の専門的な医療を行ってきました。平成11年の国立病院等の再編成見直し計画に基づき、統合病院(=北海道医療センター)は、北海道内の「神経・筋疾患、成育医療、免疫異常」に関する中心的施設として、高度で専門的な医療、臨床研究、教育研修及び情報発信の機能を備えるとともに、「がん、循環器病など」に関する専門的な医療等の機能を備えた施設として、また、災害時の診療支援機能を備え、北海道内における高度で総合的な医療 等の機能を備えた施設として整備することとし、22年1月末に新棟が完成、平成22年3月1日に統合が完了しました。
北海道医療センターは、独立行政法人国立病院機構140病院の一員として、かつ、地域の医療 機関や行政機関とも連携し、その役割 を果たしていくこととしています。
【病院沿革】
独立行政法人国立病院機構西札幌病院 | |
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昭和 5年 | 市立札幌療養所として創設 |
昭和18年 | 日本医療団札幌療養所として改称 |
昭和22年 | 厚生省に移管、国立札幌療養所として発足 |
昭和44年 | 国立療養所西札幌病院と改称 |
平成14年 | 国立療養所小樽病院と統合 |
平成16年 | 独立行政法人国立病院機構西札幌病院と改称 |
独立行政法人国立病院機構札幌南病院 | |
昭和18年 | 傷痍軍人北海道第二療養所として創設 |
昭和20年 | 厚生省に移管、国立北海道第二療養所となる |
昭和49年 | 国立療養所札幌南病院と改称 |
平成16年 | 独立行政法人国立病院機構札幌南病院と改称 |
独立行政法人国立病院機構北海道医療センター | |
平成22年3月1日 | 国立病院機構西札幌病院と国立病院機構札幌南病院が統合し、独立行政法人国立病院機構北海道医療センターとなる |
令和2年9月1日 | 国立病院機構八雲病院 機能移転 |
病床数 | 643床(一般410床、結核21床、精神40床、筋ジストロフィー116床、重症心身障がい56床) |
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病棟数 | 一般病棟8病棟、精神病棟1病棟、結核病棟1病棟、救命救急センター1病棟、一般ICU1病棟、筋ジストロフィー病棟2病棟、重症心身障がい病棟1病棟 |
主な診療機能 | 神経・筋疾患、成育医療、免疫異常に関する高度で専門的な医療を行う。 |
がん、循環器病、腎疾患、内分泌・代謝性疾患、骨・運動器疾患、肝疾患に関する専門的な医療を行う。 | |
呼吸器疾患(結核を含む)に関する専門的な医療を行う。(結核の拠点施設) | |
災害時の診療支援機能を備え、高度で総合的な医療を行う。 | |
エイズに関する専門的医療を行う。(エイズ治療拠点病院) | |
救命救急センターとして救急医療を行う。 | |
精神(主として身体疾患合併の精神疾患患者)に関する医療を行う。 | |
神経筋/成育センターとして筋ジストロフィー、重症心身障害のセーフティネット分野に関する医療を行う。 | |
標榜診療科33科 | 内科、内分泌・代謝・糖尿病内科、腎臓内科、精神科、脳神経内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、アレルギー科、リウマチ科、血液内科、小児科、小児神経内科、外科、整形外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、小児外科、皮膚科、形成外科、泌尿器科、婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、救急科、総合診療科、病理診断科、歯科、緩和ケア内科 |
指定医療機関
当院は、病院機能評価3rdG:Ver.3.0の認定を受けています。
この認定証は、病院組織の運営と地域における役割、患者の権利と安全確保の体制、療養環境と患者サービス、医療提供の組織と運営、医療の質と安全のためのケアプロセス、病院運営管理の合理性などについて、(財)日本医療機能評価機構による第三者評価を行い、その認定基準に達しているかどうかの評価を受けたものです。
これからも、病院職員が一丸となって病院機能評価の認定水準を維持し、患者さんが安心して治療を受けられるよう努力し続けてまいります。