研修責任者は教育担当の副看護部長であり、教育理念に基づき、看護部長の責任の下で、集合研修とOJTとの連動を図りながら新人看護職員研修の全過程と結果の責任を有します。職場の新人教育は看護師長の責任の下で副看護師長が中心的に運営し、実地指導者はプリセプターとエルダーです。研修プログラムの企画運営は教育委員会であり、専任の教育担当師長と教育委員会担当師長で運営しています。
「新人教育はすべての看護職員の役割である」という考えを基本とし、所属スタッフ全員が新人を見守り、日々の看護実践の場面を通して指導する体制(屋根瓦方式)となっています。たくさんの先輩看護師から、疑問や不安に思うことをいつでも聞くことができます。新人は研修を通じて知識・技術・態度などを身につけ、集合研修と各職場でのOJTが連動することで、臨床現場でしか培うことのできない基本的看護実践能力を獲得していくよう教育計画を実践していきます。
●プリセプターシップに関する基本方針
プリセプターシップを導入し、先輩看護師が日々の看護実践の場面を通して後輩を指導する屋根瓦方式の教育が基本となります。新人看護師(プリセプティ)が深刻なリアリティーショックを体験することなく、職業人として自立し職場に適応できるよう支援します。
●プリセプター支援教育研修
プリセプターシップの役割と機能を学び、プリセプターとしての能力を高める目的で研修を実施しています。研修では、新人看護師との関わりや現状での問題点について情報を共有し、改善方法について検討しています。
●プリセプターシップサポート体制
プリセプティやプリセプターに対して、エルダーを中心とした全スタッフ、教育担当者、副看護師長、看護師長がチームとして支援する体制をとっています。
※卒後2年目も継続して支援しています。