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活動報告

臨床研究部

ご挨拶

 今年の4月から院長を拝命いたしました。10年前に当院に赴任した時に、一般の医療機関では治療が難しい脊椎疾患の治療と、脊椎外科領域での新規インプラントの創製を目指しておりました。この医療と研究が両立できるのは国立病院機構だと思い、大きな希望を持ち赴任しました。治療に難渋する脊椎感染症の治療については、結核医療の北海道の拠点としての基盤が大変心強かったですし、救急搬送される脊椎の多発外傷や脊髄損傷では手術部、GICUに大変お世話になりました。産学官の連携事業として、オールジャパンで新規脊椎インプラントを創製することを目的としたAMED事業では、骨移植を必要としない3次元積層造形の椎間ケージを臨床応用することができました。この研究では、いくつかの知的財産も承認されました。これらの臨床と研究を両立することができたのも、当院の医師、コメディカル、事務部門の皆さんのご支援がなければできなかったと思います。海外からの留学生の受け入れも行い、インド、タイ、フィリピン、インドネシア、中国、台湾などの若手医師と一緒に、診療方針の議論や英語論文が作成できたことも、大変楽しく貴重な経験でした。

 医療の進歩には、現状に満足せず、さらに良い医療を目指す探求心、仲間とのフリーなディスカッション、そしてお互いを高めあうポジティブで温かい環境が必要だと思います。そのためには、日々の臨床の忙しさに埋没するのではなく、日々の診療で出会う患者さん一人一人を通し、さらに明日はよい医療を提供したいと願える心の余裕を持ち続けることも大切でしょう。

 昨今議論されている“働き方改革”は、旧態依然の疲弊した日本の就労体制を変えるには必要なことだと思います。しかしそれは、就労時間を短くする、決まりの中で仕事を完結するといった、人々の活動に“制限”をつけるものではなく、自分の意思で能動的に生き生きと仕事をするために、“与えられる仕事”から“創造する仕事”への進歩に向かうものでありたいと思います。

 昨年から、当院発の医学雑誌が刊行されました。是非、若い皆さんには自分が経験した珍しい病態やそれに関するレビューなどを、楽しみながら投稿していただければ幸いです。

 当院の柱は、医療、研究、教育の3つです。職員の皆様には、是非本誌をご一読いただき、当院の多岐にわたる臨床研究活動から、明日の皆様の専門性の向上やキャリアップの一助にしていただければ幸いです。

2024年9月
国立病院機構 北海道医療センター
院長 伊東 学

2023年度臨床研究を振り返って

 「医師の働き方改革」に本格的に取り組む時代に突入しました。医師に限らず、医療業務は時間のかかるものがほとんどで、如何に効率よく、そして協力して行うかが求められるようになってきました。その中で、ひとつひとつの作業が「これは業務?」と問われるようになり、「研究は業務?自己研鑽?」「論文を書くのは業務?」「そのために調べるのは?」と研究・発表に関わる多くの問いが出てきました。以前は、研究や論文を書いたり、学会発表の準備をしたりというのは、日常の業務をこなした後、夕方ぐらいからようやく取りかかって、ということがほとんどでした。しかも、それらに対して残業代を請求することはしませんでしたし、請求したとしても却下されたことでしょう。そもそも研究が業務という認識はなかったと思います。しかし、時代は変わってきています。例えば、自分の興味のためだけに行う研究は「自己研鑽」でも良いかもしれませんが、すべての研究が「自己研鑽」と片付けて良いのか、難しい問題です。特に、研究が仕事の一部として求められる大学などは、大きな課題を含んでいます。臨床研究が、今後尻すぼみしていかないようにするために、私たちはいろいろ知恵を絞っていかなければなりません。日本の医学研究が今後どうなっていくか、岐路に立っているのかもしれません。

 当院では2023年度、「北海道医療センター 医学雑誌」を発刊しました。基本的には当院職員が執筆する論文集になりますが、当院の中で発見された新たな知見を広く知っていただくために、是非活用していきたいと考えています。当院では、医師のみならず、看護師・薬剤師はじめコ・メディカルの職員も臨床研究に積極的に取り組んでおり、毎年、国立病院総合医学会をはじめ多くの国内学会、さらには国際学会でも研究成果を発表しています。日々の医療をしながら疑問に思ったことが、まずは研究のきっかけになります。そこからいろいろ調べて、その中で結論を導き出す。さらには、仮説を立て、研究の計画を立て、そして結果を求めてみる。実際には、その結果は当初予想したものと違うかもしれません。でもそこから新たな発見があるかもしれません。「働き方改革」で研究の時間を作り出すのも大変になっているかと思いますが、当院、ひいては日本の医学の発展のため,努力していきたいと思います。そして何より、研究することは自分自身を高めてくれます。今後も、当院は臨床研究を推進していきますので、ご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

2024年9月
国立病院機構 北海道医療センター
臨床研究部長 新野 正明

国立病院機構 北海道医療センター 臨床研究部 概況

(1)設置年度:2010年3月1日

(2)組織  臨床研究部長:新野正明 副部長:宮﨑雄生

室長 副室長
遺伝子解析研究室 室長:田中藤樹〔小児科 シニア医師:長尾雅悦〔小児科
生化学研究室 室長:新野正明〔脳神経内科 副室長:宮﨑雄生〔脳神経内科
治験管理室 室長:新野正明〔脳神経内科 副室長:須甲憲明〔呼吸器内科

(3) 施設の特徴

 当院は、北海道内の「神経・筋疾患、成育医療、免疫異常」に関する中心的施設として、高度で専門的な医療、臨床研究、教育研修及び情報発信の機能を備えるとともに、「がん、循環器病など」に関する専門的な医療等の機能を備えた施設としての役割を果たすことが期待されている。当院の臨床研究部はこれらの分野を中心に、より臨床に近い研究を行うとともに、臨床試験を積極的に行うことで、患者さんにとって身近な研究を目指して行っている。

(4)2023年度活動状況

  1. 治験・製造販売後臨床試験:2023年度に新たに受託した治験は4件、継続試験27件と合わせると31件の試験を実施した。内訳は、脳神経内科は新規試験1件・継続試験14件、循環器内科は新規試験1件・継続試験1件、小児科は新規試験1件・継続試験5件、呼吸器内科は新規試験1件・継続試験2件、神経筋/成育センターは継続試験2件、皮膚科は継続試験2件、消化器内科は継続試験1件であった。また、他にも救急科、腎臓内科、リウマチ科に関して新規治験の紹介が寄せられ、前向きに検討していただき、新年度以降に導入予定である。
  2. 製造販売後調査:製造販売後調査(使用成績調査、特定使用成績調査、副作用・感染症報告)など受託研究の新規受託件数は12件であった。
  3. CRC介入臨床試験:治験以外にもNHO主導の研究を中心に臨床研究の支援を行っている。新型コロナまん延に関連して、数種の観察研究やSARS-CoV2に関連のレジストリ研究や特定臨床研究に関連する事務業務の支援も行った。
  4. 治験管理室の体制:治験依頼の段階から治験事務局が窓口となり、治験の契約書案作成、契約締結の手続き等を事務部業務班長や財務管理担当と連携し手続きを進めている。治験開始後は日本臨床薬理学会認定CRCや上級者臨床研究コーディネーターなどの認定を受けた者を含め3名のCRCが担当し、被験者のスケジュール管理や検査、各種検査の評価の対応、症例報告書の入力、モニタリング業務を含む治験依頼者との対応を行っている。また月に一度開催される院内の受託研究審査委員会(IRB)や国立病院機構本部受託研究審査委員会(NHO-CRB)などへの審議事項、報告事項の申請もまた治験事務局として対応している。
  5. 倫理審査:臨床研究を行う際に必須となる臨床研究倫理講習は、機構本部の方針で2018年度からe-APRINのみとなり、当院でも倫理審査委員会へ研究課題を提出する際にはその受講を必須としている。審査課題は、昨年同様、主の研究施設での一括審査を行うものが増えてきており、当院の倫理審査委員会での審議課題は減少傾向にある。
  6. 看護研究:今年度の看護研究研修では、「量的研究のキホン」をテーマとし、附属札幌看護学校 水野智美主事より、データー収集の基礎知識と分析方法をご講義いただいた。院外には看護研究7題、院内では成果発表として各部署の取り組みを17題ポスター発表した。
  7. 研究業績:当院から国内の学会発表2023年度は135題(125題)、国際学会発表は7題(3題)と昨年度と比較し、国内、国際学会発表ともに顕著に増加した。一方、当院職員が筆頭筆者の英語論文は、3編(7編)はかなり減少した。当院職員が筆頭筆者の和文原著・総説・著書は53編(46編)と大幅に増加した。(括弧内は前年度の数字)

治験・製造販売後臨床試験実績、製造販売後調査等受託研究、その他の臨床研究

治験・製造販売後臨床試験実績(2023年度新規契約分及び継続分)

第Ⅰ相試験

担当科 責任医師 研究依頼者 課題名
小児科 荒木義則 ファイザー株式会社 RSVによる肺炎の乳児および小児を対象とした,治験薬(sisunatovir)の血中の薬物量と安全性を検討する試験

第Ⅱ相試験(Ⅱ/Ⅲ相を含む)

担当科 責任医師 研究依頼者 課題名
呼吸器内科 網島 優 ヤンセンファーマ株式会社 治療抵抗性の肺Mycobacterium avium complex(MAC)症成人患者を対象にクラリスロマイシン及びエタンブトールを用いた治療レジメンの一剤としてベダキリンを投与したときの有効性及び安全性を評価する第2/3相,多施設共同,ランダム化,非盲検,実薬対照試験
皮膚科 廣﨑邦紀 サノフィ株式会社 サノフィ株式会社の依頼による慢性特発性蕁麻疹患者を対象としたrilzabrutinibの第Ⅱ相試験
消化器内科 中積宏之 - 切除不能進行・再発小腸癌患者に対するベバシズマブ併用FOLFOX療法の第Ⅱ相多施設共同二重盲検ランダム化比較試験(医師主導治験)

第Ⅲ相試験

担当科 責任医師 研究依頼者 課題名
循環器内科 竹中 孝 大塚製薬株式会社 大塚製薬の依頼による心性浮腫(うっ血性心不全)を対象としたOPC-131461の第Ⅱ相試験
脳神経内科 南 尚哉 田辺三菱製薬株式会社 田辺三菱製薬株式会社の依頼によるALS患者を対象としたMT-1186の第Ⅲ相試験4
脳神経内科 新野正明 ノバルティス ファーマ株式会社 ノバルティス ファーマ株式会社の依頼による多発性硬化症を対象としたLOU064の第Ⅲ相試験
脳神経内科 新野正明 バイオジェン・ジャパン株式会社 バイオジェン・ジャパン株式会社の依頼による再発寛解型多発性硬化症患者を対象としたBG00002の第Ⅲ相試験
脳神経内科 新野正明 ノバルティスファーマ株式会社 ノバルティスファーマ株式会社の依頼による多発性硬化症患者を対象としたOMB157の第Ⅲ相試験
脳神経内科 南 尚哉 田辺三菱製薬株式会社 ALS対象の第Ⅲ相試験1
脳神経内科 南 尚哉 田辺三菱製薬株式会社 田辺三菱製薬株式会社の依頼による ALS患者を対象とした MT-1186の第Ⅲ相試験2
脳神経内科 南 尚哉 RA Pharmaceuticals エイツーヘルスケア株式会社(国内管理人)の依頼による全身型重症筋無力症患者を対象としたzilucoplanの第Ⅲ相試験
脳神経内科 南 尚哉 RA Pharmaceuticals エイツーヘルスケア株式会社(国内管理人)の依頼による全身型重症筋無力症患者を対象としたzilucoplanの第Ⅲ相試験(継続試験)
脳神経内科 南 尚哉 株式会社新日本科学PPD(治験国内管理人) 株式会社新日本科学PPD(治験国内管理人)の依頼による全身型重症筋無力症患者を対象とした Efgartigimod PH20 SC の第3相試験
小児科 田中藤樹 アレクシオンファーマ合同会社 12歳以上のウィルソン病患者を対象としてALXN1840を48週間投与したときの有効性及び安全性を標準治療と比較検討する、最長60ヵ月の延長期間を伴う第Ⅲ相、多施設共同、ランダム化、評価者盲検化試験
小児科 田中藤樹 JCRファーマ株式会社 JR-141のムコ多糖症Ⅱ型患者を対象とした継続投与試験
呼吸器内科 須甲憲明 小野薬品工業株式会社 ONO-4538 非扁平上皮非小細胞肺がんに対する第Ⅲ相試験
神経筋/成育センター 石川悠加 大鵬薬品工業 株式会社 大鵬薬品工業株式会社の依頼によるデュシェンヌ型筋ジストロフィー患者を対象としたTAS-205の第Ⅲ相試験
皮膚科 廣﨑邦紀 サノフィ株式会社 H1-抗ヒスタミン薬投与にかかわらず症状が持続する慢性誘発性寒冷蕁麻疹患者の治療におけるデュピルマブ投与試験(LIBERTY-CINDU CUrIADS)
小児科 田中藤樹 沢井製薬株式会社 沢井製薬株式会社の依頼による生物学的同等性試験
小児科 田中藤樹 アレクシオンファーマ合同会社 小児ウィルソン病患者を対象にALXN1840と標準治療を比較する第3相オープンラベル試験
脳神経内科 南 尚哉 株式会社新日本科学PPD 株式会社新日本科学PPD(治験国内管理人)の依頼による全身型重症筋無力症患者を対象とした Efgartigimod PH20 SC の第3相試験(長期試験)
脳神経内科 南 尚哉 田辺三菱製薬株式会社 田辺三菱製薬株式会社の依頼によるALS患者を対象としたMT-1186の第Ⅲ相試験3
小児科 田中藤樹 JCRファーマ株式会社 ムコ多糖症Ⅱ型患者を対象としたイズカーゴの製造販売後臨床試験
脳神経内科 南 尚哉 中外製薬株式会社 中外製薬株式会社の依頼による全身型重症筋無力症患者を対象としたSA237 (サトラリズマブ)の第Ⅲ相試験
脳神経内科 南 尚哉 ヤンセンファーマ株式会社 ヤンセンファ―マ株式会社の依頼による成人全身型重症筋無力症患者を対象としたNipocalimab の第Ⅲ相試験
脳神経内科 新野正明 バイオジェン・ジャパン株式会社 バイオジェン・ジャパン株式会社の依頼による再発型多発性硬化症患者を対象としたBIIB098の第Ⅲ相試験
神経筋/成育センター 石川悠加 帝人ファーマ株式会社 帝人ファーマ株式会社の依頼による慢性流涎症(唾液過多)患者を対象としたNT 201Sの第Ⅲ相試験
循環器科 佐藤 実 Fortrea Japan株式会社 経口抗凝固剤に不適と考えられる心房細動を有するハイリスク患者を対象に、abelacimabの有効性及び安全性を評価する多施設共同、無作為化、二重盲検、プラセボ対照、並行群間、第Ⅲ相試験(LILAC)
呼吸器内科 服部健史 アストラゼネカ株式会社 酸素投与が必要なウイルス性肺感染症による入院患者を対象としてTozorakimabの有効性及び安全性を評価する試験(TILIA試験)
脳神経内科 南 尚哉 ノバルティス ファーマ株式会社 ノバルティスファーマ株式会社の依頼による全身型重症筋無力症患者を対象としたIptacopanの第3相試験

製造販売後調査等受託研究(2023度新規契約分及び継続分)

担当科 責任医師 研究依頼者 課題名
循環器内科 藤田雅章 ニプロ株式会社 Coroflex®ISAR Neoコロナリーステント/デリバリーシステムバランス評価
婦人科 大隅大介 エーザイ株式会社 レンバチニブ投与患者に発現した副作用に対する調査
呼吸器内科 須甲憲明 中外製薬株式会社 テセントリク点滴静注 副作用・感染症症例調査
小児科 長尾雅悦 日本新薬株式会社 フィンテプラ内用液 2.2mg/mL 特定使用成績調査
呼吸器内科 網島 優 インスメッド合同会社 アリケイス吸入液590mg 副作用・感染症症例調査
消化器内科 中積宏之 アストラゼネカ株式会社 イジュド点滴静注25mg・300mg イミフィンジ点滴静注120mg・500mg
切除不能な肝細胞癌患者を対象とした特定使用成績調査(全例調査)
呼吸器内科 須甲憲明 アストラゼネカ株式会社 イジュド点滴静注25mg イミフィンジ点滴静注120mg・500mg 切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌患者を対象とした特定使用成績調査(全例調査)
皮膚科 廣崎邦紀 マルホ株式会社 ミチーガ®皮下注用60 mgシリンジアトピー性皮膚炎に伴うそう痒に対する特定使用成績調査
脳神経内科 新野正明 アレクシオンファーマ合同会社 ユルトミリスⓇ点滴静注 300 mg ユルトミリスⓇHI点滴静注 300mg/3mL、 1100mg/11mL 視神経脊髄炎スペクトラム障害に関する特定使用成績調査
小児科 田中藤樹 BioMarin Pharmaceutical Japan 株式会社 パリンジック®皮下注2.5 mg/10 mg/20 mg 使用成績調査 フェニルケトン尿症患者における長期安全性及び有効性
小児科 田中藤樹 アミカス・セラピューティクス 株式会社 ガラフォルドⓇカプセル123mg 使用成績調査
リウマチ科 小谷俊雄 アストラゼネカ株式会社 サフネロー点滴静注300mg特定使用成績調査
全身性エリテマトーデス患者を対象とした全例調査
脳神経内科 南 尚哉 アレクシオンファーマ合同会社 ユルトミリス全身型重症筋無力症に関する特定使用成績調査
リウマチ科 小谷俊雄 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 オフェブ®カプセル特定使用成績調査(長期投与)(全身性強皮症に伴う間質性肺疾患)
呼吸器内科 網島 優 インスメッド合同会社 アリケイス®吸入液 590mg特定使用成績調査(肺MAC症)
呼吸器内科 須甲憲明 ファイザー株式会社 ローブレナ錠特定使用成績調査
脳神経内科 南 尚哉 アルジェニクスジャパン株式会社 ウィフガート点滴静注400mg(全身型重症筋無力症) 特定使用成績調査(長期使用/全例調査)
呼吸器内科 服部健史 ヤンセンファーマ株式会社 サチュロ錠100mg特定使用成績調査
脳神経内科 新野正明 アムジェン株式会社 アイモビーグ皮下注70mgペン 特定使用成績調査(長期)
脳神経内科 新野正明 田辺三菱製薬株式会社 ユプリズナ点滴静注100mg 特定使用成績調査(視神経脊髄炎スペクトラム障害(視神経脊髄炎を含む)の長期使用に関する調査)
神経筋/成育センター 石川悠加 中外製薬株式会社 エブリスディドライシロップ60mg一般使用成績調査(全例調査)
消化器内科 馬場 麗 ノバルティス ファーマ株式会社 イラリス®皮下注用 150 mg,イラリス®皮下注射液 150 mg 使用成績調査(CACZ885N1401)
脳神経内科 新野正明 ノバルティス ファーマ株式会社 ケシンプタ皮下注 20mgペン 特定使用成績調査(再発寛解型多発性硬化症及び疾患活動性を有する二次性進行型多発性硬化症)
糖尿病・脂質代謝内科 加藤雅彦 協和キリン株式会社 ダーブロック錠 特定使用成績調査(腎性貧血に対する調査)
脳神経内科 秋本幸子 エフピー株式会社 エフピーOD錠2.5特定使用成績調査(高齢者使用)
リウマチ科 小谷俊雄 エーザイ株式会社 関節リウマチ患者を対象としたジセレカ錠特定使用成績調査
消化器内科 中積宏之 小野薬品工業株式会社 エドルミズ®特定使用成績調査〔がん悪液質:非小細胞肺癌、胃癌、膵癌、大腸癌〕
呼吸器内科 須甲憲明 小野薬品工業株式会社 エドルミズ®特定使用成績調査〔がん悪液質:非小細胞肺癌、胃癌、膵癌、大腸癌〕
消化器内科 中積宏之 第一三共株式会社 エンハーツ点滴静注用100mg 特定使用成績調査
脳神経内科 新野正明 アレクシオンファーマ ソリリス点滴静注300mg視神経脊髄炎スペクトラム障害に関する特定使用成績調査
小児科 田中藤樹 BioMarin Pharmaceutical Japan 株式会社 ビミジム点滴静注液5mg使用成績調査‐ムコ多糖症IVA型における長期使用に関する調査‐
リウマチ科 小谷俊雄 アッヴィ合同会社 リンヴォック錠特定使用成績調査(全例調査) 関節リウマチ患者を対象としたリンヴォック錠の安全性及び有効性に関する調査
脳神経内科 新野正明 中外製薬 エンスプリング皮下注120mgシリンジ 使用成績調査(全例調査)
糖尿病・脂質代謝内科 加藤雅彦 ノボ ノルディスクファーマ オゼンピック皮下注 特定使用成績調査
脳神経内科 長沼亮滋 アルフレッサファーマ コレアジン錠12.5mg使用成績調査
脳神経内科 南 尚哉 バイオジェン・ジャパン スピンラザ髄注12mg使用成績調査
脳神経内科 南 尚哉 アレクシオンファーマ ソリリス点滴静注300mg全身型重症筋無力症に関する特定使用成績調査
リウマチ科 小谷俊雄 グラクソ・スミスクライン ヌーカラ皮下注用特定使用成績調査(長期)(好酸球性多発血管炎性肉芽腫症)
リウマチ科 小谷俊雄 グラクソ・スミスクライン ベンリスタ点滴静注用 ベンリスタ皮下注 特定使用成績調査
脳神経内科 南 尚哉 武田薬品工業株式会社 リュープリンSR注射用キット11.25mg特定使用成績調査「全例調査:球脊髄性筋委縮症(SBMA)」
リウマチ科 小谷俊雄 アクテリオン/ファーマシューティカルズジャパン トラクリア錠62.5mg特定使用成績調査(全身性強皮症における手指潰瘍の発症抑制・長期使用)
脳神経内科 新野正明 バイオジェン・ジャパン テクフィデラカプセル使用成績調査

治験管理室が介入したその他の臨床研究(2023年度継続分)

担当科 責任医師 研究依頼者 課題名
呼吸器内科 網島 優 国立病院機構 本部EBM研究 免疫抑制患者に対する13価蛋白結合型肺炎球菌ワクチンと23価莢膜多糖体型肺炎球菌ワクチンの連続接種と23価莢膜多糖体型肺炎球菌ワクチン単独接種の有効性の比較 -二重盲検無作為化比較試験-
(採択番号H27-EBM(介入)-01、CPI)
呼吸器内科 網島 優 国立研究開発法人国立国際医療研究センター COVID-19に関するレジストリ研究
脳神経内科 新野正明 東北医科薬科大学 多発性硬化症患者に対するナタリズマブの日本における治療実態を調査する多機関共同後ろ向き観察研究(REFIND Study)
神経筋/成育センター 石川悠加 中外製薬株式会社 脊髄性筋萎縮症患者を対象とした手の作業能力に対するリスジプラムの有効性評価方法に関する研究,前向き観察研究

競争的資金獲得

  研究課題 研究者名 研究事業名 主任
分担
厚生労働科学研究費 HAMならびに類縁疾患の患者レジストリによる診療連携体制および相談機能の強化と診療ガイドラインの改訂(22FC1013) 新野正明 厚生労働省難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業) 分担
厚生労働科学研究費 神経免疫疾患領域における難病の医療水準と患者のQOL向上に資する研究 新野正明 厚生労働省難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業) 分担
厚生労働科学研究費 スモンに関する調査研究 新野正明 厚生労働省難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業) 分担
厚生労働科学研究費 新生児スクリーニング対象疾患等の先天代謝異常症の成人期にいたる診療体制構築と提供に関する研究 田中藤樹 厚生労働省難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業) 分担
厚生労働科学研究費 新規疾患の新生児マススクリーニングに求められる実施体制の構築に関する研究(23DA0801) 田中藤樹 厚生労働省難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業) 分担
民間セクターからの寄附金 人口呼吸療法のQOL研究 石川悠加 エム・エフコンサルタント株式会社 主任
民間セクターからの寄附金 循環器内科学領域に係わる医療従事者の教育による教育研究助成 藤田雅章 アボットメディカルジャパン合同会社 主任
日本医療研究開発機構研究費 筋ジストロフィーに対するTRPY2阻害薬の第二相医師主導治験 石川悠加 独立行政法人国立病院機構 分担
日本医療研究開発機構研究費 病気につながる血管周囲の微小炎症を標的とする量子技術、ニューロモデュレーション医療による未病時治療法の開発 新野正明 北海道大学 分担

看護部 院内研究発表

テーマ 部署 氏名
A病院救命救急センターにおける気管挿管による医療機器関連圧迫創傷リスクアセスメントの実態調査 救命病棟 瀧本南可
米沢 萌 
北井啓太
胸腔鏡下手術後の超早期リハビリテーションによるADL回復への影響 GICU 及川 条
河野展佳
村瀬まなみ 
とろみ水の濃度統一~誰でも一目でわかる信号カラー~ 2-2病棟 藤澤泰生
身体拘束に対する意識調査と最小化に向けた取り組み 2-3病棟 長谷川叶
佐々木莉子 
小児対応の現状と対策の検討 3-1病棟 齋藤寛子
細江みゆき
矢河希美
髙田真理子
病院が傷だらけになる前に~気をつけようベッド操作~ 3-3病棟 伊藤ゆい
佐山みゆき
畠山鈴菜
櫻庭 彩
赤澤茉弥
面会制限下で周術期を送る患者に対するオンライン面会の効果の検証-モバイル端末利用状況とPOMS2を利用したストレス数値との関連- 3-4病棟 服部絵里子
北村由美
目指せ0レベル!~フローチャートでスキルアップ~ 4-2病棟 工藤裕太
山下希美
緊急入院に対するストレスの要因とその対処 4-3病棟 坂田理菜
畠山愛結
佐々木光春
ペアナースを導入して 4-4病棟 髙橋絵里香
結核病棟以外で結核治療中の患者を看護するスタッフの知識習得への関り-パンフレットを用いた情報提供を通じて- 5-2病棟 千葉晴香
タスクシフトによる業務の見直しと超過勤務時間削減への取り組み 西2病棟 和泉隆岐
渡邊真美
石王菜乃香
看護職員の接遇意識向上に向けた、病棟の接遇傾向の推測
-自己評価と他者評価の比較と寄せられた意見から-
西3病棟 佐藤佑香
石塚純一  
短期入所受け入れ円滑化に向けた取り組み 西4病棟 菊地彩也加
古名 慎
物品管理の作業工程を見直す~外来だからこそ定数管理を~ 外来 奥成美樹
大内香奈
整形外科における手術手袋のピンホール発生状況と交換時間の検討 手術室 腰山千博
大倉真理
佐藤祐美
盛 達寛
大塚央子
は!?そん(破損)多すぎなんじゃなーい 医材・薬品の破損0件を目指して 透析室 腰山千博
大倉真理
佐藤祐美
盛 達寛
大塚央子

〒063-0005
札幌市西区山の手5条7丁目1番1号

受付時間(月〜金曜日)
【午前】8:30~11:00【午後】1:00~ 3:00

※午後診療は再診予約のみとなります。

電話番号