脊髄性筋萎縮症(SMA、Spinal Muscular Atrophy)(注1)に対するスピンラザⓇ(ヌシネルセン)(注2)治療のお知らせ
SMA患者さんへのスピンラザ治療をチームで実践
- 北海道医療センターでは、主に、成人のSMA患者さんに、スピンラザⓇの髄腔内投与(注3)を行っています。脳神経内科医師と、麻酔科医師、整形外科医師、放射線技師、薬剤師、リハビリテーション部門、検査部門が一体となって、安全・確実にスピンラザの投与と効果判定を行います。
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- 注1
脊髄性筋萎縮症(SMA、Spinal Muscular Atrophy)
筋肉をコントロールする運動神経に障害が生じる遺伝性の病気です。
SMAにはさまざまなタイプがあり、発症年齢や症状によって4つに分類(Ⅰ~Ⅳ型)されます。
診断の確定は遺伝子検査によってなされます。 - 注2
スピンラザⓇ(ヌシネルセン)
SMAの患者さんでは、SMAタンパクがわずかな量しか産生されません。
スピンラザⓇは、SMAタンパクを増加させる作用を持っています。 - 注3
髄腔内投与
スピンラザⓇは、腰椎穿刺(腰椎麻酔を行う時の手技に同じ)により髄腔内(脊髄を取り囲む空間)に投与します。
脊柱側彎(背骨の変形)のため腰椎穿刺がむずかしい場合は、整形外科医師、麻酔科医師の協力により工夫をいたします。
- 注1
お問い合わせ先
北海道医療センター地域連携室
電話:011-611-8111