作業療法（OT)

診療内容

　ご本人の望む、主体的な生活の再獲得を目指し、心身機能訓練、高次脳機能訓練、日常生活動作訓練、家事動作訓練・職業復帰に向けての準備訓練、認知症などの高次脳機能検査などを行います。 

　2021年度にリハビリ室が移転し、新たに日常生活動作訓練設備の整備、電気刺激装置を導入し、より効果的なリハビリテーションを提供できるようになりました。  

●ADL（日常生活動作）設備を使用したリハビリテーション

　疾患に関わらず、ご自宅での生活を見据えて更衣や入浴、排泄動作などの身辺動作と、調理動作や洗濯物干し、掃除などの家事動作を実践的に練習する事ができるようになりました。 

●電気刺激装置を用いたリハビリテーション

・IVES（OG技研株式会社）
　IVES（随意運動介助型電気刺激装置）とは、筋肉の動きを電気信号（筋活動電位＝筋電）として、読み取り動きに応じた電気刺激を筋肉に与える医療機器です。脳血管疾患や運動器疾患により麻痺したり動きが悪くなった筋肉に対して電気刺激を行います。運動機能を改善させるために使用しています。

・NMF-1(伊藤超短波株式会社)
　NMF-1とは、中枢神経障害による下垂足に対して、歩行の遊脚期に筋肉および下肢神経を電気刺激して、脚を背屈させ歩行を改善し、また筋肉の再教育の促進、廃用性筋萎縮野防止、または抑制、関節可動域の維持または増加、局部血流量の増加を目的とするものです。
脳血管疾患、運動器疾患の患者さんに対して、医師と連携し電気刺激装置を使用したリハビリテーションを実施することができるようになりました。