身体を動かすことで身体機能の改善を図ります。理学療法では、関節可動域の改善、筋力の増強、基本動作(寝返り・起き上がり・起立・歩行など)の練習・指導を行うことで機能の回復・維持・予防を行います。また手術後の離床や呼吸訓練、運動による心臓への負担のチェックなども行います。
がん治療の1つである、手術療法を行う患者さんを対象に手術前後のリハビリテーションを積極的に行っております。
2021年度、肺運動負荷モニタリングシステムエアロモニタを導入しました。心臓リハビリテーション実施患者さんを対象に心肺運動負荷試験を行い、各個人にあった運動強度を測定し、運動処方をしております。
2022年度からは、一般ICUに加え救急ICUを対象に、早期離床・リハビリテーションカンファレンスを開始しました。3次救命救急の超急性期患者さんや周術期患者さんを対象に運動機能、呼吸機能、摂食嚥下機能、消化吸収機能および排泄機能等の各種機能の維持、改善又は再獲得に向けた介入を医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床工学士などと連携してリハビリテーション介入を行っています。