マンモグラフィ検査は乳房のX線撮影検査です。
乳房を片側ずつ圧迫しながら撮影します。
圧迫する時間は数秒程度で、検査自体は5~10分程度で終わります。個人差はありますが、圧迫には痛みを伴いますが、圧迫することで、乳房内部を鮮明に描出することが出来る為、ご協力をお願いします。
以下の項目に当てはまる方は、事前にお知らせください。
マンモグラフィを受けられない可能性があります。
上半身は下着をつけず検査着だけで下はそのままで結構です。
検査着は撮影時に前を開いて撮影します。
基本的な撮影方向は、2つあります。※撮影方向数は検診内容や年齢によってかわります。
①MLO(内外斜位方向)
乳房を斜めにはさむことで、乳房全体を写すことができます。
②CC (頭尾方向)
MLOでは描出しづらい乳房の内側を補うことができます。
5M(メガ)のビューアにより、モニタ診断を行っています。 撮影後にフィルムが出来上がるまでの待ち時間がなく、今まで撮影した画像も全て取り込まれている為、過去画像の比較も簡便に行うことができます。モニタでの診断は室内を暗くして読影することがあります。予めご了承ください。
左右を比較しながら読影します。症状が片側だけでも、基本的には両乳房撮影します。
過去4回分の画像を一度に並べて比較読影ができます。
マンモグラフィで乳房が浴びる吸収線量は1~3mGyです。米国放射線専門医会による「1方向あたり吸収線量で3mGy以下」という勧告に準じて、日本でもこれが基準となっています。最近の撮影技術レベルでは、ほとんどの場合1~2mGy以下で撮影が可能です。