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独立行政法人 国立病院機構 北海道医療センター
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女性のページ

ワクチン

子宮頚癌ワクチンって今は受けないほうがいいのでしょうか?

厚生労働省健康局から6月14日付けにて、「HPVワクチン接種の積極的な勧奨を一時中止する。しかし、接種自体を中止するわけではなく、接種希望者については定期接種として接種可能な環境を維持する」旨の勧告が発表されました。
産婦人科学会としては、ワクチン普及によってわが国が子宮頸がんを根絶する方向へと進み、女性の健康に大きく寄与するものと高く評価しています。
しかしながら、ワクチン接種を契機として重篤な有害事象が報告されたことから、安全性が確認されるまでの間、強い推奨を一時中止するという勧告は妥当と考えています。今後、厚生労働省の予防接種に関する合同部会をはじめとする専門家により、ワクチン接種の安全性が科学的にかつ速やかに確認されることを期待します。接種希望があれば、接種は可能ですので、ご相談ください。当科では2価ワクチン、4価ワクチン(尖圭コンジローマも予防するワクチン)どちらも扱っております。

もう閉経していますが、がんになるのが心配で
ワクチンを受けたいのですが…

ワクチンは、可能ならば性交渉開始前、開始後でも30代くらいまでの女性に積極的にお勧めしています。ワクチンで予防可能ながんになる可能性のあるヒトパピローマウイルスが性交渉で移るからです。閉経後女性にはまず、癌検診をきちんと受けることをお勧めしていまが、希望があればワクチン接種することは可能です。
ただし、ワクチン接種後でも、すべてのがんを防ぐわけではありませんから、がん検診を受けることが大切なのは言うまでもありません。