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独立行政法人 国立病院機構 北海道医療センター
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女性のページ

卵巣腫瘍

検診で卵巣が腫れていると言われました、病気ですか?

必ずしも病気とはかぎりませんが、病気の可能性があるので受診をおすすめします。女性の卵巣は月経の周期によって大きくなったり縮んだりをくり返しており、正常の卵巣でもたまたま大きくなっているときに検診を受けると「卵巣が腫れている」という診断を受けることがあります。この場合は日をおいてあらためて卵巣を確認すると縮んでいることがほとんどですが、本来縮んでいるはずの月経開始から5日目までの間に確認しても腫れている場合は、卵巣腫瘍の可能性があります。

卵巣腫瘍と診断されました、卵巣がんのことですか?

卵巣腫瘍には基本的には生命にかかわらない良性の腫瘍と、卵巣がんを含む悪性の腫瘍があり、血液検査や画像検査、病気の経過をみてどちらの可能性が高いのかを判断します。

卵巣腫瘍は必ず手術しなければいけないのですか?

卵巣は体の奥の方にあり、子宮がんや胃がんの検診のように細胞を取ってきてがんがあるかどうかを調べるということはできないので、卵巣腫瘍ができて画像検査や血液検査から悪性の可能性も考えられる場合には、手術をして取って調べた方が安全です。極めて悪性の可能性が低く、良性腫瘍と考えられる場合には、卵巣腫瘍の大きさや症状をみて経過観察とすることもあります。しかし良性でも大きいものはねじれて激しい痛みを引き起こしたり、破裂して緊急手術となること、また初めは良性だったものが次第に悪性化することもあり、状況によっては見つかった時点で手術をおすすめすることもあります。