思春期の異常
必ず内診台に上がらなければいけないですか?
思春期の患者さんの場合、症状によっては内診しないこともあります。診察も内診ではなく、おなかの上からの触診や経腹超音波検査とすることもあります。
症状によっては内診しないとわからないこともあるので、その場合大抵は納得していただいてから内診しますが、当日了解を得られない場合には、後日診察としたり、あるいは内診台が怖ければベッド上で診察したりとすることもできます。
高校に入りましたがまだ生理(月経)がきません。
日本産科婦人科学会の定義では15歳以上で初経の発来したものを遅発月経,18歳になっても初経が起こらないものを原発性無月経としていますが、高校に入っても月経が一度もきていない場合には、婦人科受診をしたほうがよいでしょう。
昨年から生理(月経)が始まりましたが、だらだら出血が続き、心配です。
月経開始後数年は、月経不順になりやすく、ほとんどが心配ありません。だらだら続いたり、逆に1-2か月間月経が来なかったりということも多いです。3か月以上月経が来ない場合には、一度婦人科で相談されることをお勧めします。半年以上月経が来ない場合には、なかなか戻りづらくなることがあります。
生理痛(月経困難症)がひどく、学校に行けません。
思春期の生理痛は、ほとんどが子宮の未熟性や、収縮によるもので、異常がないことが多いです。しかし、学校に通えないほどの痛みの場合には、一度器質的な異常がないかの確認と、異常がない場合でも、ピルや漢方薬などの薬物治療や適切な痛みどめなどの対症療法を考える必要があるでしょう。
男性医師には話しにくいのですが…
毎週木曜日に女性外来を設定し、女性医師が対応しておりますので、ぜひご利用ください。