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じんくんぞうくん通信

じんくんぞうくん通信10月

クレアチニン

腎臓内科が作成した腎臓病に関する読み物です。

検査解説:クレアチニン(CREA)
正常値:0.46-0.79mg/dl
クレアチニン(CREA)は腎臓の働きがわかります。
クレアチニンが上がる=腎機能が悪くなる
クレアチニンが下がる=腎機能が良くなる
治療の目安
4-5:腎代替療法の選択(血液・腹膜透析、移植)
5-7:腎代替療法の準備
8以上:腎代替療法(透析)開始
くすり解説:アンギオテンシン受容体拮抗薬(ARB)
ARBは血圧を下げる薬(降圧薬)のひとつです。降圧薬の中で腎臓病の方に最初に使われることが多いくすりです。血圧を下げるだけではなく、尿蛋白を減らす、腎機能を保護する働きなどがある大事な薬です。副作用としては、カリウムが上がる、腎機能が悪化するなどがあります。脱水になると副作用が出やすくなるので、脱水にならないように毎日水分をしっかり摂りましょう!
ARBの種類
ロサルタン、オルメサルタン、テルミサルタン、イルベサルタン、アジルサルタン、バルサルタン
腎臓病の症状:血圧上昇
血圧上昇は、腎機能の低下、過剰な塩分摂取、肥満などで、起こります。そのため、まずは塩分を減らす、体重を減らすなど、生活習慣を見直します。それでも血圧が高ければ、血圧を下げる薬(降圧薬)を開始します。血圧が高い状態が続くと腎機能が低下するので、適正な血圧に保つことが大事です。
腎臓病 血圧手帳
おおよその目標血圧 130/80mmHg未満(個人差あり)
病院で測定する血圧は高くなることがるので、自宅の血圧測定がとても大事です。できれば、起床時に測定し、血圧手帳に記録しましょう。血圧手帳は、診察室で配布しています。
腎臓病 血圧手帳

食べ物解説:ラーメン

ラーメンは札幌の名物でもあり、皆さん大好きですよね。ラーメン一杯の塩分は、7gくらいあります。カップラーメンも5g以上塩分が含まれいます。塩分制限は1日の塩分6g以下ですから、ラーメン1杯で1日の塩分量を摂取してしまいます。ラーメンを食べるときはできるだけ汁は残しましょう。カップラーメンは、減塩の商品もあるので、お試しくださいね。

腎臓病 ラーメン

2024年10月
北海道医療センター
腎臓内科 医長 柴崎 跡也


慢性腎臓病の悪化による透析導入患者数はいまだに減少していず、厚労省は年間の新規透析導入患者数を35,000人以下にするという数値目標を設定し、全国の医療機関で慢性腎臓病の重症化予防に取り組んでいます。当院は西区の腎臓内科施設として、慢性腎臓病の重症化予防に力を入れ、病診連携を行っております。


〒063-0005
札幌市西区山の手5条7丁目1番1号

受付時間(月〜金曜日)
【午前】8:30~11:00【午後】1:00~ 3:00

※午後診療は再診予約のみとなります。

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