腎臓内科が作成した腎臓病に関する読み物です。
腎臓病では血圧は上昇しやすいのですが、降圧薬を服用することで、過度に血圧が下がる場合があります。また糖尿病による腎臓病になっている方は、糖尿病性神経障害による起立性低血圧が起こることがあります。起立性低血圧の方は、起き上がる、立ち上がるなどの動作はゆっくり行いましょう。
朝は血圧が高くても午後や夜に血圧が下がる方もいらっしゃいます。時々、1日何回か血圧を測定してみることをおすすめします。測定結果は血圧手帳に記入して診察時に持参してくださいね。血圧手帳は、診察室で配布しています。
食べ物解説:カレー
カレーはルーカレーと札幌名物スープカレーがありますね。当院食堂のカレーは塩分2.9gです。一般的なスープカレーも塩分3g程度です。レトルトカレーの塩分は2-3gです。セコマの健康カレーの塩分は1.1gと少ないです。カレールーでも減塩のタイプも販売されています(ハウス食品など)。
2024年11月
北海道医療センター
腎臓内科 医長 柴崎 跡也
慢性腎臓病の悪化による透析導入患者数はいまだに減少していず、厚労省は年間の新規透析導入患者数を35,000人以下にするという数値目標を設定し、全国の医療機関で慢性腎臓病の重症化予防に取り組んでいます。当院は西区の腎臓内科施設として、慢性腎臓病の重症化予防に力を入れ、病診連携を行っております。